[異世界編]
床に座り込み服をかきわけ逸物をだした。
唖然とするくらい萎えていても大きい。
葵「……」
ヴラド「どうした? 怖気づいたか。それとも醜悪なものを見て咥える気をなくしたか」
首をふって先端を口に含む。
色が濃くぼこぼこと筋のようなものが隆起したペニスは大きくて少ししか口に入らない。
(これでは悦ばせるなんてとても無理だ)
先端の割れ目から裏筋に舌をはわせながらどうしようと焦っていた。
葵「ん……ん…」
ヴラド「くく、可愛く舐める」
愉快そうな口ぶりに顔が熱くなっていく。
自信満々に口淫が得意と言っていた俺がどうなるのかなんてやる前からわかっていたんだろう。
葵「ご、め……んぅ…ッ」
ヴラド「何故、謝る? こんなに興奮するのは久しぶりだ」
確かにヴラドのものは漲ってきたけれど気持ちよくてってのと違う気がする……
葵「ん、ッ……む、…」
ヴラド「そんなに無理をするな」
確かに人とは見た目も違うしグロテスクと言ってしまえばそうなのかもしれないがちっとも嫌ではない。
嫌どころか舐めているだけで下半身に血が集まってきているのがわかる。
葵「は、…ぅ、ん……ん、ん…」
先端から溢れる先走りを舐めて唾液とともに飲み下す。
こんな味だっけ……それとも悪魔だから味が違うのかな。
(いや、ラドゥはこんなじゃなかったような気がする
ああ、そうか──味じゃない)
ヴラドの血を舐めている時のような感覚になるんだ。
あのくらくらして酔ったような感覚。
ヴラド「咥えてるだけで勃たせるとは。いい性奴になる資質がある」
"性奴"と言われても平気だった。
ただの人間である自分がヴラドの傍にいられるのはそれしかないんだろうから。
(平気なのに…、わかっているのに……、どうしてだろうかこんなにも動揺してしまっているのは)
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